ロジクールのトラックボールマウス「M570」を8年使ってみた感想

2021年5月20日

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トラックボールマウスとは

指で操作をするのがトラックボールマウス

マウスについているトラックボールを親指で転がす事でカーソルを操作できる。
左の転がせばカーソルは左に、前に転がせばカーソルは上に移動する。

手首や腕への負担が少ない

従来のマウスのように腕や手首を動かす必要がなく
親指だけで完結するため、長時間の作業でも疲れにくいのが特徴。
トラックボールマウスは腱鞘炎の防止にも良い。

どんな場所でも使える

マウス本体を動かす必要がないので、狭いデスクでも場所を取らない。
ワイヤレスなのでベッドの上に持っていって操作する事もできる。

Logicoolの「M570」について

トラックボールマウスといえばこれ

トラックボールマウスの中で一番、人気と知名度がある製品がLogicoolの「M570」
※現行モデルは「M570t」
2010年の発売から現在までマイナーチェンジを繰り返しながらも販売され続けており、
当時まだ知名度の低かったトラックボールマウスのシェアを一気に広げた商品。

圧倒的な扱いやすさ

想像してみてほしい。指を動かすのと腕を動かすのは、どっちの方がしんどいだろうか?
もちろん腕を動かす方がしんどいし、エネルギーを使うに決まっている。
M570なら動かすのは親指だけなので圧倒的に楽だ。
このマウスに代えてから、普通のマウスを使うのがもはや苦痛に感じるようになった。

2013年から使用して約8年

自分は2013年に初めて購入してから約8年間このマウスを使い続けている。
その間に故障して2回程乗り換えたが、保証期間内だったので無料で交換してもらえた。
起きてる時間のほぼ全てPCに触れているような自分でも3年程度は寿命が持つ。

後継モデルの「ERGO M575」も出た

2020年末にM570を10年振りにリニューアルした「ERGO M575」が発売された。
Bluetooth接続が可能になったのでUSB Type-A端子がないPCやタブレットでも使用できるらしい。
他にもバッテリー持ちアップ、握りやすさの改善、iPadへの対応、ホワイトカラーの追加
といったアップデートがされている。

トラックボールマウスのメリット

メリット1:とにかく楽

冒頭でも説明した通り、親指だけ動かせばいいので楽。
手首や腕への負担が少ない。腱鞘炎にならずにすむ。

メリット2:マウスパッドがいらない

マウス本体を動かす必要がないので、極端な話だがマウスパッドがいらない。
どんな場所でも使えるのは大きなメリット。ワイヤレスだからベッドでゴロ寝をしながらでも使える。

メリット3:画面の端から端までカーソルの高速移動が可能

従来のマウスでは大きくカーソルを移動するためには、
マウスを動かす→一度持ち上げてマウスパッドの中心に持ってくる→再度マウスを動かす
といった具合にすぐにカーソルを端まで移動させる事ができない。
トラックボールだと親指で弾いてやれば、一気にカーソルを端まで持っていける。
自分のようにマルチモニターを使っている人はカーソルの移動距離も長いので便利。

メリット4:戻る進むのショートカットキーが便利

左クリックの横に戻るボタンと進むボタンがあり、これでページのジャンプが可能。
従来のマウスではブラウザ等を使っていた場合、左上の戻るボタンをクリックする必要があるが
このマウスなら人差し指でショートカットキーが押せるので、こういった操作が一瞬で可能。

メリット5:慣れれば細かい操作もできる

トラックボールマウスは細かい操作はできなさそうに見えるが、実はそんな事はない。
慣れれば従来のマウスでも難しいような、細かいピクセル単位の操作もできるようになる。
要は手首をよりも親指の方が繊細ということ。

トラックボールマウスのデメリット

デメリット1:慣れるまでは使いにくい

これは当たり前だが操作が特殊なので慣れるまでは使いにくい。
とはいえ自分は3日で慣れた。細かいカーソル移動も1週間程使っていれば問題なく行えるはず。

デメリット2:定期的に掃除をする必要がある

トラックボールは中のツメで引っかけてあるのだが、長期使用によりツメが摩擦で消耗すると
その部分にゴミが溜まってくる。なので滑りが悪いときは取り外して掃除をする必要がある。
とはいえトラックボールは背面から小指で突くと、すぐに取り外す事ができるのでそこまで問題ではない。

デメリット3:持ち運びに不向き

サイズが比較的に大きいのと、変わった形をしているので持ち運びには不向き。
リュックサックに入れていると、背中にトラックボールが当たって痛い。

デメリット4:値段が高い

他のマウスと比較するとトラックボールマウスは全体的に値段が高い。
とはいえトラックボールマウスには間違いなく数千円の価値はある。
作業効率が上がれば生産性も上がる。マウスにはお金をかけてもいい。

デメリット5:普通のマウスに戻れなくなる

自分くらいの使用歴になると、もはや普通のマウスに違和感を感じる。
その為にデスクトップ用とノートパソコン用に2台常備してしまった。

まとめ

LogicoolのM570を使って8年、
ロジクールのトラックボール以外のマウスを使う事は今後ないだろう。
今さら普通のマウスに戻れない体になってしまった。

誰にでもおすすめできるマウスだが
自分のように長時間PCで作業をする人は特に良い商品。

「PC買うからおすすめのマウス何?」って聞かれたら間違いなくこれって答える。
今買うなら後継の「M575」がおすすめ。財布に余裕があるなら多機能の「MX ERGO」もあり。