【損をする】メルカリで中古のグラボを買うのはおすすめしない理由5選

2021年8月31日

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メルカリで中古のグラボを買うのはおすすめしない

グラボの高騰

今年に入ってグラフィックボードが高騰している。
主な原因は仮想通貨の値上がりによるマイニング需要によるもので、 グラボの需要が一気に増えて生産が追いつかなくなったことにより大幅に値段が高騰してしまった。

ゲーミングPCを安く組みたい

そんな中でゲーミングPCを組む際になるべく値段を安く済ませたいと、中古のグラボを検討している人もいると思う。
結論から言うと、メルカリなどのフリマサイトで中古のグラボを買うのはおすすめしない。
その理由を自作パソコン歴10年以上になる俺の目線から、合計5つにまとめて解説する。

①どれだけ使われていたか不明

グラボは故障しやすいパーツ

まず知っておかなければいけないのが、グラボはPCパーツの中でも故障しやすい部位だということなんだ。
高電力であり熱もこもりやすいグラボは、使い続けているとやがて消耗する。

一方でCPUはオーバークロック等をせず適切に使っていた場合は、そう簡単には壊れない。 
だから中古市場は10年程度前のCPUでも多く売買されているって現場だ。 

マイニングですり減ったグラボ

特に最近のグラボはマイニングによって使われてたものが多い。
マイニングはグラボの性能をフル稼働させる行為なので、当然ながら故障リスクも上がる。
こういったグラボを買ってしまった場合、いつ爆発してもおかしくない爆弾を抱えることになる。

新しい世代のグラボなら比較的安心できる

なのでおすすめとしては、 比較的新しい世代のグラボ、具体的にはRTX2000番台以降が良い。
このあたりの世代であれば比較的、使用歴が短い中古品が手に入る可能性が高い。
逆にGTX1000番台orRX400番台より前の世代は5年程使用されている可能性が高い。

②出品者とトラブルになる可能性がある

精密機械は動作保証がない

もちろんこれはフリマサイトを使う以上、どの商品にも当てはまることだ。
しかし他の商品と違って厄介なのは、グラボが精密機械ということだ。

相性問題も起こりうる

例えば出品時は動作確認が取れていた物も、いざ届いて使おうとした時に動作しないといったこともあるわけだ。
特にPCはパーツ同士の相性問題が発生する可能性がある。

悪質な出品者もいる

悪質な出品者の場合、故障品であることを隠した上で発送し動作しなかった場合、相性問題だと主張することもある。
そうなってしまうと、本当に相性問題なのか故障品なのかの判断ができなくなり、大きなトラブルへと発展してしまう。

細心の注意を

こういう場合は運営へお問い合わせになるのだが、運営もPCパーツに詳しいわけではない。
トラブルが解決しなければ白黒はっきりしないまま、 故障品を掴まされる可能性もある。

いずれにせよ高価な物を買う時は、相手のアカウントの評価を見てやばいと思ったら、絶対に相手にしないほうがいい。

③知識がないと性能がいまいちわからない

グラボは種類が多く複雑

現行のグラボでは、NVIDIAの「GeForce」シリーズかAMDの「Radeon」シリーズの2つが主流となっている。
まず、この2つを比較した上で候補をあげなければいけない。

世代が新しい=高性能というわけではない

さらにグラボは、ローエンド向けミドルエンド向けハイエンド向けといった具合に、たとえ同じ世代でも大きく性能が変わってくる。

例を挙げると「GT1030」というグラボは NVIDIA の1000番台のグラボだが、これはローエンド向けのグラボなので性能は低くなっている。
比較すると700番台のグラボに負けてしまうぐらいの性能しかない。
他にも挙げると「GTX980」というグラボは900番台のハイエンドグラボなので、GTX1060(1000番台のミドルクラス)よりも性能が高い。

世代が新しいから性能が高いかというと必ずしもそうではなく、単純に数字が上だからという理由で性能を比較することができない。

新品で売れてるグラボを買うのが無難

そして知識がないことをいいことに、過剰な表現であたかも高性能だと主張して高値で販売している出品をよく見かける。
そういった所を見分けれることができないのであれば、新品で売れ行きのいい最新のグラボを買った方が無難。

④偽物(模倣品)の可能性がある

中華の偽造グラボが出回っている

フリマサイトでブランド品の偽物が出品されていてたまに問題になったりするが、実はグラボでもそういったケースがある。
中華系の詐欺サイトで販売されている偽物のグラボが、そのまま出品されていることが実際にあるのだ。

表面上は完璧に偽装されており、 PCに接続した際もちゃんと正規品として認識される。
だが実際は正規品とスペックが異なり、 専用のソフトを使ってチェックしてみると全く別のグラボだったということがあるのだ。

知識がないと騙される

もちろん知識があれば事前に偽物だと見抜くことはできるのだが、 知識がない場合は見破ることができない。
それどころか偽物で性能が低いことに気がつかず、そのまま使い続けている人も中にはいる。
そしてそれが、中古品として出品されるというわけだ。

極端に相場より安いものや、型番がヒットしないもの、画像検索をして同じ形状のグラボが見つからないものは偽物を疑った方がいい。

⑤保障がない

精密機械は突然壊れる可能性もある

これは中古品だから当然っちゃ当然なんだが、保証が効かない。

前述した通り精密機械は、いつどのタイミングで壊れても不思議ではない。
ましてやグラボはPCパーツの中でも壊れやすい部位だ。

新品は安心を買うという事

大手メーカーのグラボは1~2年の保証がついている物も多い。
相性問題の場合でも交換してくれるケースもある。
もし長く運用していきたいのであれば、新品で保証のあるグラボを買うべきだと思う。

まとめ

冒頭にも書いた通り、グラボに知識があってしっかりと見極める事ができるのであれば中古でも大丈夫。
逆に知識がなくて、どれを買ったらいいかわからない状況だと新品で最新グラボを買うのがおすすめってのが結論になる。

今ならBTOパソコンであらかじめグラボを乗せているPCを買うのも1つの手。
相性問題も発生しないし、初期不良や保障の対応についても安心できるのはメリットだ。

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