完全独立型イヤホン「Soundcore Life P2」使用レビュー

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Bluetoothイヤホンについて

俺のイヤホン歴

自分はワイヤレスのBluetoothイヤホンは10年程前から使っている。
ちょうどiPhone5が発売された時期(2012年)に一緒に購入した。
そこからもう有線のイヤホンはほぼ使っていない。

一昔前はBluetoothイヤホンの品質は悪かった

一昔前はBluetoothイヤホンはあまり普及しておらず、製品も少なかった。
ゆえに競争が進んでおらず当時、品質の良い無線イヤホンは少なかった。
音が途切れるだの、遅延が酷いだの、Bluetoothイヤホン=まともに使えない
といったイメージを持つ人が多く、あまり普及しなかった。
未だにこのイメージを持ち続けたまま、有線を使い続ける人もいるようだ。

品質の良いBluetoothイヤホンは値段が高かった

自分が最初に買ったBluetoothイヤホンはJayBirdの「BlueBuds X」という製品。
値段は15000円程だった。今思うとめちゃくちゃ高いが
当時は品質の良いBluetoothイヤホンは、1万円程度するのが当たり前だった。
実際、これを使っていた時は音声の途切れや遅延といったものはなく快適だった。

Appleの「AirPods」が無線イヤホンのシェアを拡大

そんな無線イヤホンだが、とある製品から一気に世に広まった。
2016年に発売したAppleの「AirPods」だ。発表当初は"うどん"だのなんだのネタにされたが、
国内のスマホはiPhoneが派遣を取ってるだけに、Appleが動くとその影響は大きい。
この製品が発売してから、Bluetoothイヤホンを見かける機会が一気に増えたと思う。

「AirPods」に追随した製品が次々と発売

AirPodsが普及してからは、各企業がBluetoothイヤホンを次々と開発し発売した。
とくにAirPodsのような、左右で分かれている完全独立型イヤホンの製品は一気に増えた。
そのおかげで価格競争がおき、品質の良い製品が安価で発売されるようになった。

Ankerの「Soundcore Life P2」はコスパ最強

今回紹介する「Soundcore Life P2」は、完全独立型イヤホンの中で最もコスパの良い製品だ。
AirPodsが2万円程度するのに対し、Soundcore Life P2は5000円で買える。(セール時4000円)
それでいて品質も良く、必要最低限の機能も満たしているのだからコスパ最強と言える。
2021年5月現在で、Amazonで5000件近いレビューが付いている定番の人気商品。

Soundcore Life P2のスペック

再生時間 最⼤7時間 (イヤホン本体のみ) / 最⼤40時間 (充電ケース使⽤時)
充電端子 USB Type-C
重量 約62g (充電ケース含む)
防水規格 IPX7
通信方式 Bluetooth 5
Bluetoothプロファイル A2DP / AVRCP / HFP
対応コーデック SBC / AAC / aptX
パッケージ内容 Soundcore Life P2、充電ケース、イヤーチップ (XS / S / M / L / XL※開封時の商品にはSサイズが取り付けてあります) 、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) 、カスタマーサポート
製品型番 A3919011 (ブラック) / A3919023 (ホワイト) / A3919063 (ミントグリーン)

Soundcore Life P2の良い所

音ズレや遅延なく、音声通話も可能

まず使ってみて、音ズレや遅延といったものは感じなかった。
マイクが搭載されているので、装着したままハンズフリーでの通話も問題なくできる。
音質に関しては、人によるとしか言いようがないので詳しくは書かないが
普通に音楽を聴く程度であれば、全く問題はない。この値段であれば十分な音質といえる。

ケースから取り出すだけで即使用可能

1度ペアリングが完了した状態なら、ケースから取り出すだけで自動で電源が入り、自動で接続される。
そしてケースに戻せば、接続が解除され、電源が落ちる。サッと取り出してサッとしまう事ができる。

バッテリー持ちが良い

イヤホン単体で最大7時間、ケース込みなら最大40時間と、日常生活において困る事はまぁないだろう。
これまで1年程使用していて、バッテリー切れに陥った事は1度もない。

充電がUSB Type-C

ケース本体の充電端子はUSB Type-Cになっている。
最近はUSB Type-Cの製品が増えてきたし、ケーブルは1本化したい。
未だにMicro USBを搭載している製品もあるが、正直やめて頂きたい。

ノイズキャンセリング対応

ノイズキャンセリングとは外部の音や雑音を打ち消す仕組みの事。
高級なイヤホンには基本搭載されている機能だが、安価なこの製品でも搭載されているのはすごい。
通話時に回りの音をかき消す事で、自分の声をクリアに拾ってくれる。

水洗いできる

ジムで筋トレする時に使っていると汗をかくので、使い終わったら洗う時があるのだが
水道でジャバジャバ水洗いしても、全く問題がない。一応洗った後は拭いておいた方がいいと思うけど。

片耳だけで使用可能

片耳だけでペアリングする事ができるので、音楽以外でなにかを聞き流しながらといった事もできる。
片方なくしても一応使えるという考え方もできる。

物理ボタンで簡易操作が可能

左右のイヤホン両方に物理ボタンが搭載されていて、
左右どちらかのボタンを1回押せば、音楽の再生/停止ができる。
左のボタンを2回押せば前の曲へ、右のボタンを2回押せば次の曲へ移行できる。

値段が安い、なくしても買い直せばいい

完全独立型イヤホンの最大の弱点、それは"なくしやすい"という事だ。
小さくコンパクト、取り回しがしやすいのは良いが、
カバンに入れるとどこにいったかわからなくなるし、落としても気づかない可能性が高い。
でもSoundcore Life P2なら、最悪なくしても5000円で買い直せる。ゆえにダメージは少ない。
2万円のAirPodsならそうはいかない。

Soundcore Life P2の悪い所

フィット感が微妙

これは自分の耳の形が悪いのかもしれないが、フィット感があまり良くない。
ジムで筋トレにする時にこれを使っていて気付いたのがだが、
力んだ時に顔の形が変わるからだろう、ポロっと耳から落ちる時がたまにある。
もちろん付属のイヤーピースは全て試したが、あまり改善されなかった。
ちなみに日常使いや、ランニングでは耳から落ちた事はないのでそこは安心。

物理ボタンを誤操作しやすい

上記の通り、たまに耳から外れそうになる時があるが、それを直そうとイヤホンを触ると、
間違って物理ボタンを押してしまって音楽を停止してしまう事が多い。
というのも、このイヤホンは物理ボタンが大きく、弱い力でも押せてしまうので
間違ってボタンを押してしまう事が多発する。もう少し押しにくくてもよかったと思う。

音量切り替えボタンがない

これは完全独立型イヤホン全般的にそうだが、音量調整ボタンを搭載していない。
音量を調節をしたい時に、スマホ本体を取り出して操作する必要があるのは少々不便。

ケースがデカい

ケースの厚みがけっこうあるので、ジーパンとかのポケットに入れるのは厳しい。
とはいえ本体だけでバッテリー最大7時間持つので、基本的にケースを持ち歩く必要はないと思う。

ケースのバッテリー残量がわからない

ケースのバッテリー残量を見る事ができない。
自分はケースは持ち歩かないので、常にUSBを刺しっぱなしだから問題ないが
ケースを持ち歩いて運用する人は少々不便かもしれない。
ちなみに本体のバッテリー残量はスマホから確認できる。

まとめ

1年ぐらい使っているが、使いやすくて、とても満足している製品。

安価な完全独立型イヤホンの決定版
「とりあえず安くて品質の良い無線のイヤホン欲しい」ってなったらこれ買っとけって答える。

電車とかで未だに有線を使っている人をたまに見かけるがいるが、
最近の無線イヤホンは遅延や音ズレといったものはまずないので、乗り換えるならこれをおすすめする。

18ヶ月の保証もあるようなので、なくさない限りは安心だし、
仮になくしたとしても、最悪買い直せばいい値段の安さが最大の魅力といえる。
AirPodsは良い製品だがコスパが悪い、Soundcore Life P2はコスパ最強のBluetoothイヤホンだと思う。